バンコクには、チェーン店ではなく、家族で経営しているような古くて趣きのあるレストランや屋台が沢山ある。
そんな中で、最近立て続けに通っているのが、
จ้วด เล้ง ตำถาด
ジャット レン ソムタム トレイ
というローカルレストランだ。
(タイ文字をGoogle翻訳で訳したから、店名の読み方があってるか不明。笑)
จ้วด เล้ง ตำถาด
02 234 5669
https://maps.app.goo.gl/VQsGSa2cccAubUvD6?g_st=ic
あまりに好きすぎて、今日はランチもディナーもこの店で食べた。
日本でも常連と言えるようなお店など無いのだが、このまま通い続ければ、タイローカル店の常連になれるかもしれない。
店構えはこんな感じ。
メニュー。だいたい一品100THB前後なので300円〜500円くらい。
今日のランチ。
ガパオライス 120THB(480円くらい)
この中華鍋で白身をカリカリにした目玉焼きが大好き。目玉焼きではなくて、まさにフライドエッグ。
今日のディナー。
左 春雨とエビの炒め物
右奥 豚肉のソーセージのマリネ
手前右 キャベツのナンプラーあえ
〆 平たい麺の焼きビーフン 具は鶏と卵と菜っぱ
どれも美味しい!
タイ料理はどれも似たような味、と言われることもあるが、絶妙に違うのである。
春雨とエビの炒め物は、中華鍋で香ばしく炒めたソースのコクがあっさりした春雨に絡んでつるつるといただけるし、キャベツのナンプラーあえは、刻んだガーリックの香りが食欲をそそる。
豚肉ソーセージのマリネは、ソーセージ自体が日本のお魚ソーセージのような淡白な味わいなので、その分、マリネソースは唐辛子、生玉ねぎでパンチを追加し、ベビーレンコンで食感の楽しさをプラスしている。
〆の焼きビーフンは、もちもちの透き通ったビーフンに香ばしいオイスターソースが絡み合い、菜っぱの歯応えともマッチする。
そう、どの皿をとってもタイで育った食材や調味料の個性が爆発しているのだ。
決して、同じ味なんかじゃない!
と皿の中で料理たちが主張しているのである。
キャベツの和物、一つとっても、その国の土壌や気候によって、味付けがこれだけ変わるのだから面白い。
何かの本で読んだ「文化」という言葉の定義を思い出した。
文化、と聞くとなにを思い浮かべるだろうか。
着るもの、住む場所、食べ物、言語…
色々想起されるが、そもそも文化(culture)の語源はラテン語でcolere(耕す)、だそうだ。
文化とはその土地に根ざしたもの。
文化は自然風土の影響下にあるもの。
文化の語源が耕すなのであれば、食文化は文化を知る上で最も重要なものなのかもしれない。
そんなことを思いながら、ローカルグルメ探索の旅を続けることを心に誓ったふみでした。(ただ食べたいだけ)
では、おやすみなさい。